素敵な時間を、LEVINと共に。

日々の中で見つけた素敵な出会いを大切にしたいと思っています。

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プラナカン、南国の宝石(2010/10/16-17 vol.3)

マラッカへ行ってみたい、そう思ったのはプラナカンに興味があったからです。

peranakan-プラナカンとは、マレー語で「この地で生まれた子」という意味です。
古くは中国から渡ってきた男性と、地元マレー系の女性との間に生まれた子どものことを指したのが始まりと言われています。男性たちは中国でも成功していて、さらなる富と繁栄を求めてマレー半島にきました。

男性はbaba-ババ、女性はnyonya-ニョニャと呼ばれていました。

その生活には中国とマレーの文化を取り入れ、後にババ・ニョニャ文化と呼ばれる独特の文化を作り上げました。
また子弟に英語教育を施し、イギリスに留学させるなど、国際人としての資質も磨きあげました。

こうして富を築き、イギリスから「サー」の称号をもらう人たちも現れ、大邸宅に住み多くの召使を抱え、イギリスの上流社会にも出入りしていました。今でいうセレブですね。

こうしたプラナカンはマラッカのほか、ペナン、そしてシンガポールにもいます。

こちらはプラナカンの当時の生活ぶりを見ることができる、ババ・ニョニャ・ヘリテージ博物館です。

P1000820.jpg

当時のマラッカでは、家の間口で税金が決められていたため、間口は狭い家が多いです。そのかわり奥行きは深く、大きなものになると100mもある家もあったとか。

中国の風水を取り入れて中庭を作ったり、エアコンのない時代涼しく過ごす工夫がされていたりと、よく考えられていました。
細かな彫刻や螺鈿細工を施した家具、色鮮やかな陶器、イギリスから入ってきたと思われる銀食器・・・ため息のでるものばかりでした。

博物館の内部は写真撮影が禁じられていたので、この写真はインターネットで公開されているものからの掲載です。

peranakan5.jpg

また、イギリスやオランダから輸入されたタイルもよく使われていました。
これらは今ではアンティークとして人気があり、マラッカのアンティークショップでも1枚5000円~1万円程度で売られていました。

P1000825.jpg

プラナカンの女性たちは、よき伴侶を得るために料理はもちろん、花嫁修業として手工芸にも力を入れました。
もともと手先の器用な人たちで、最初は刺繍をしていましたが、ビーズが入ってくると、その美しさに魅せられ、芸術にまで高めました。

これはそんなビーズを使ったサンダルです。
1mm以下の小さなビーズを使い、まるで刺繍のような仕上がりです。

なぜこれほどにまでビーズに魅せられたかというと、その輝きが永遠であること。母から娘へ、そしてさらに孫へと3代にわたって履き続けられるよう、心をこめて作り上げたそうです。
またビーズをさらに輝かせるためにカットすることもあったそうです。

実際にお店でこのサンダルを履いてみました。
とてもエレガントで、まるで足だけシンデレラみたいでした。

今では日本製のビーズと皮革を使用しているそうです。品質が良くて、当初のように3代にわたって履き続けることができるからだそうです。ニョニャ文化を守るために日本製が活躍しているの、嬉しいですね。

baba nyonya サンダル
写真はインターネットから借りました

そしてこちらがkebaya-クバヤと呼ばれるブラウスです。

これはスイス製の生地に細かな刺繍が施されています。
美しく見せるためにウエストがしぼってあります。また身に付けた宝飾品がよく見えるように袖は少し短めです。
ニョニャさんたちは、ちょっと見栄っ張りだったようです・・・。

このクバヤに合わせるのが、バティックの巻きスカートです。

模様と模様を合わせるので、とても華やかな印象になります。
私もバティックのスカートを買いましたが、お店の方にクバヤも進められて着てみました。でもそれを着ると、誰がどう見てもマレー人になってしまうので、やめておきました・・・。

baba nyonya kebaya1
写真はインターネットから借りました

実際にマラッカの街では、こういった服装の人は見かけませんでした。
博物館を案内してくれた女性は着ていましたが、今ではTシャツにGンズが主流ですとのこと。どこの国でも同じですね。

2008年、マラッカとペナン島の中心の町ジョージタウンはユネスコの世界遺産都市に指定されました。
世界が認めた文化です。これからも大事に残していきたいですね。

Comment

 

おはようございます。
なんかゆんこさんのブログで一番のりは初のようです。\(^o^)/
マラッカに行かれたのですね。
マラッカのことは全くと言っていいほど、何もしりません。(>_<)
だから、いろいろ教えてもらって嬉しいです。
ビーズを使ったサンダル凄いなあと思ったらこれは
何代も使うのですね。
それは貴重なものなんですね。
それにブラウスは、やはり民族衣装みたいなものなのでしょうか?
今はジーパンになっているということは?
  • posted by Loveママさんちゃんくん 
  • URL 
  • 2010.10.25 09:03 

 

プラナカンて、いわゆる「華僑」と呼ばれる人たちがマレーシアに溶けこんで生まれた融合文化なのですね。
とても勉強になりました。

細身のゆんこさん、クバヤとバティックのスカートを纏ったら、ほんもののニョニャになってしまわれるでしょうね。
決まりすぎかな!!

気になって、以前ガレージセールで手に入れた半円の巻きスカートを出してみました。
タグを見たら、ジャワバテッィク (今までインド更紗だと思いこんでいました)。
夏にTシャツに巻きつけると、とっても涼しく、優雅な気分になります。

是非、ゆんこさんのバティックの巻きスカート姿、アップしてください(笑)。
  • posted by keiさんちゃんくん 
  • URL 
  • 2010.10.25 10:18 

おはようございます~ 

クバヤとバティック、素敵ですね~ きてみたいな。
そうか、これを日常着にしてる人はいないんですね。
確かにこれ着て家事や仕事は大変そうですにゃ。
ゆんこさん、せっかくだからクバヤも買えばよかったのに。やっぱりふたつでひとつでしょお!
keiさんに賛成。バティック姿のゆんこさんフォトアップ希望します!
  • posted by ゆっきぃさんちゃんくん 
  • URL 
  • 2010.10.25 11:53 

 

マラッカの文化は とても色鮮やかですね。
3代も履けるというスリッパは 日本製のビーズと
皮が使われているという事 嬉しいですね。

クバヤとバテック 私も着てみたいです。
最近 黒の服をそろそろ卒業したいなぁと思っています。
  • posted by はーとさんちゃんくん 
  • URL 
  • 2010.10.25 19:30 

 

     ゆんこさん

間口の税金は日本にもあったようですね、
うなぎの寝床といわれてたような、
100メートルは、すごいですね、根性が座ってると思いました。
華僑さんの力、結束力も驚くものです、世界中に根をはられてるとか、
色彩の使い方、日本人は真似ができないような感じを受けます。
クバヤは着物とは、また違う素適なシルエットですね、
日本の着物と同じ、伝統的な衣装と考えたらよいのでしょうか。
  • posted by しろさんちゃんくん 
  • URL 
  • 2010.10.25 20:36 

 

こんばんは☆

ゆんこさんの記事を読み、毎度知らない文化・歴史などを知ることができます~。
ん~~ビーズの刺繍、素晴らしいですねぇ…ビーズの色と細かさにうっとりです。。。それにブラウス、巻きスカートもとっても素敵!!こちらでは見かけることのできない色ですね。 たしかにこれらを日常的に着るのは大変でしょうねぇ…生活し辛そうです^^;
  • posted by nanohanaさんちゃんくん 
  • URL 
  • 2010.10.26 01:51 

Loveママさんへお返事 

私も最初マラッカと聞いたときは、それがマレーシア国内の都市だということも知りませんでした。
そもそもマレーシアへ異動するかも、というとき、マレーシアの国の場所もよく知らなかったし・・・。(汗)

それがいろいろと調べているとこのプラナカンのことや、ババ・ニョニャ文化のことを知り、とても興味を持ちました。

ビーズのサンダルは日本円に換算すると2万円もしないんですよ。でも実際に外で履くのは現地の人もしないようです。パーティ会場とか、限られた空間でのみ履くようで、中には飾っておくという人もいるらしいです。
このクバヤは民族衣装になると思います。日本人が着物を着なくなったのと同じかもしれませんね。
  • posted by ゆんこさんちゃんくん 
  • URL 
  • 2010.10.26 11:56 

keiさんへお返事 

私がスカートを買ったお店の方も、スカートはバティックの巻きスカートでしたが、上はTシャツを着ていました。このクバヤは正装用で、実際何かのパーティのためにオーダーをしにきているお客さんがいましたよ。

クバヤを着て、サンダルも履いたとき写真を撮りたかったのですが、まだお金を払っていないし、クバヤは買わないので遠慮しました。
スカート姿だけなら、いつの日か・・・。(笑)
  • posted by ゆんこさんちゃんくん 
  • URL 
  • 2010.10.26 11:58 

ゆっきぃさんへお返事 

すらっとしているゆっきぃさんなら、このクバヤとバティックのスカート、お似合いだと思います。
博物館の女性は正装していましたが、かなり迫力のある体型でした。でもこのお店にオーダーをしに来ている現地の方がいらして、背が高くてすらっとしていて、とてもお似合いでしたよ。

クバヤは前の打ち合わせにボタンがないんです。そのかわり専用の装飾品をつけます。クバヤを買うのなら、それも買わないといけないので、やめました・・・。(涙)
  • posted by ゆんこさんちゃんくん 
  • URL 
  • 2010.10.26 12:01 

はーとさんへお返事 

私は元々派手な色合いが好きなので、このクバヤやサンダルはとても気に入りました。
日本製のものが良いと言われると、うれしいですね。街中には○国製の安価なものがたくさん並んでいましたので・・・。

黒い服も好きですが、黒ばかり着ていると色ものが着たくなります。そうでしょ?
  • posted by ゆんこさんちゃんくん 
  • URL 
  • 2010.10.26 12:04 

 

クバヤ、きれいだわ~。
私好みの色。
巻きスカートとも組み合わせも派手だけど
マッチしてて素敵ですねぇ。
マラッカは私に合ってるかもしれない。
でも、細身のラインだから今の体型では辛そうです(笑)

家の間口で税金が決められていたのか
京都も町家も一緒ですね。
だから間口の狭い「うなぎの寝床」式の家が多いんですもんね。
  • posted by anasthasiaさんちゃんくん 
  • URL 
  • 2010.10.26 13:47 

anasthasiaさんへお返事 

うふふ、anaさんこれ好きでしょ?
花柄のバティックのスカートに、花柄の刺繍がほどこされたクバヤを組み合わせたりするようですよ。
細身というか、メリハリのある体型が似合うようです。

今度住む家も、どちらかというとこの「うなぎの寝床」なんですよ。
間口は狭いですが、奥行きは結構あります。100mはないですが・・・。
  • posted by ゆんこさんちゃんくん 
  • URL 
  • 2010.10.26 22:09 

 

マラッカって素敵な歴史と文化があるんですね。
趣は違うけれど京都に似てますね。

ビーズのサンダルもクバヤも色鮮やかでとてもきれいです。
民族衣装っていいですね。
  • posted by satiさんちゃんくん 
  • URL 
  • 2010.10.26 22:50 

satiさんへお返事 

私は日本以外でアジアに住むのはもちろん、訪れるのも初めてです。今までアジアの文化に触れようともしませんでしたが、このマラッカの文化には頭が下がりました。
どこか日本にも通じる家、服装・・・やはり同じアジアだからでしょうか。
  • posted by ゆんこさんちゃんくん 
  • URL 
  • 2010.10.26 23:10 
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